ドイツのビールは約5,000種類もあり、
国内に醸造所が約1,2000箇所もあります。
味わい深く、コクがあり、風味も大変豊かです。
醸造方法は2種類です。
- 上面発酵
- 古くからある造り方です。
酵母が麦汁の表面に浮き上がっていくので"上面発酵"と呼ばれています。
発酵し始める温度が15~25℃前後と高く、発酵期間は3~4日ほど。
(その後の熟成期間は約2週間)
この方法で造られたビールを"エール"と呼びます。
- 下面発酵
- 中世以降始まった造り方です。
酵母がタンクの底に沈んでいくので"下面発酵"と呼ばれています。
上面発酵とは違い、5度前後で発酵し、発酵期間は7~10日になります。
(熟成期間は約1ヶ月)この方法で造られたビールを"ラガー"と呼びます。
ドイツビールのグラスには必ず裏にマス目が付いています。
これは液体と泡の境目を表すもの。
泡はビールの量に含まれないので、
500mlの目盛りが付いたグラスなら500mlきっちりまで液体を、
そしてその上に泡というバランスが決められています。